DXバケーションで今後心掛けたいこと

今回のKH6の移動運用が、もし要求度も高い超レアカントリーでのDXペディションだった場合、「コンディションが悪くて交信ができませんでした」なんて理由はあり得ないのかもしれませんが、今回のバケーションからは色々なことを知ることができました。

DXの重鎮の方から見れば「当たりだろう」なのですが、これは今後の自分のためにも記録として書いておきたいと思います。(長文となります。)


普段の運用から得られるバンドの状況把握
- 当然のことと思いますが、なかなか普段から運用ができていない身分にとっては少々厳しいです。
- 日ごろから特にHFでは季節、時間帯によって変動するバンド状況を知るためにも最低でもワッチは必要で重要です。
どの時間帯にどの国々とのパスがあるかなどのイメージができます。今ではVOACAPなどでのインターネット上でのシュミレーションも可能ですが、あくまでも予想ですので、実際の信号をワッチするのがやはり耳を鳴らす意味でも重要と思います。

- しかし、VKから移動先のKH6となると大きく地理が異なります。実際にVKでワッチできた状況とKH6の状況は大きく変わりますので、日ごろからDXクラスタやRBNなどの情報で入感状況を把握しておくのも必要なのではないでしょう。

- また一方で普段から無線機の操作に慣れておくという部分でも大切な部分です。ぶっつけ本番でいざ、何か設定を使用と思っていも、意外と思い出せない場合もあり、また小さな忘れ物(コネクタやケーブルなど)が大きな障害になる可能性もあります。
いずれにしても、普段から運用を心掛けるというのはいずれの場合にも必要なのかもしれません。


他のDXペディション局の運用状況
- 世界中の交信が手元の無線機が聞こえるということはありませんので、やはり事前に告知されているDXペディション局の運用スケジュールはある程度、認識しておく必要があります。
- 当然、こちらも事前のワッチをして当該周波数が使われていないことを確認してCQを出しますが、やはり短波帯通信となると世界規模で混信を与えていないかとい配慮も必要になります。
- これは、Twitter経由でアドバイスいただいたものなのですが、ペディション局の信号が当方(KH6側)で聞こえていなくても、たとえばJA側では聞こえている場合、ペディション局のCQと当方のCQが被る可能性があります

- 事前に運用がアナウンスされているDXペディション局は同時に、運用期間、運用周波数などの情報はWEBサイト等で公開されるはずです。ある程度こちらで情報収集をして最低でもあえて運用周波数から離れて運用するという配慮も必要です。

(それこそ、DX業界から見ればP5からの運用とKH6の運用となると、、、結果は必然的ですよね。)


コンディションの把握
- 今回の運用では太陽活動も影響しコンディションは悪かったように思います。
- 先に書きました普段の運用から得られるバンド状況の把握も含めて、宇宙天気についてもある程度把握しておく必要を感じました。
- 宇宙天気も突然変異するものですが、インターネット等で比較的簡単に得られる状況ですので、日ごろからそのようなデータにも触れる機会を設けるのも必要と感じました。


インターネット情報の活用(DXクラスタ、RBN、PSKリポート、SNS)

- 人によってはそれは「邪道」なのかもしれませんが、使える情報は活用するに越したことはないでしょうか。
- 当然、無線運用にはワッチがすべてですが、それにもおのずと限界があり文明の力を借りるのも一つの手段と考えます。
- DXクラスタから得られる各地での入感状況、またRBNなどのリモートサイトにおける自局の信号レベルでおおよそのバンド状況が把握できますし、SNS(特にTwitterなど速報性にたけたもの)であれば、よりリアルタイムに情報が得られますので、今回は特にこちらを活用しました。普段のワッチとあわせてそれらツールの活用方法も知っておいても無駄ではないと思います。


デジタルモードの利用(JT65)
- 最近のHF通信のトレンドの一つであるJT65モードも特にコンディションが低下している状況においては有益な交信手段と感じました。
- 今回の運用では、SSB、CWの信号は聞こえなくても、たとえば21.076MHzでJT65モードの信号が聞こえる状況が何度かありました。
- しかし今回はPCを荷物の関係で持ち込みませんでした。ということで運用は残念ながらできず…。そういった場面も踏まえて、やはりJT65モードは有用かなと感じました。(JT65以外にもネットサーフィンやEmailのやりとりもPCがあればできますしね…)


無線機、アンテナの選択
- 今回は気合をいれて(?)IC-7000を持ち込みましたが、空振りとなる結果でした。
- アンテナはスーパーアンテナ社の「MP-1」というもので、H44やP29では活躍してくれましたので、性能には特に不満は感じません。また可搬性の部分で気に入っているものです。
- 当然、フルサイズのアンテナが一番なのですが、スーツケースに入るもの、ホテルからの運用など制限を与えるとやはりAH-4などのATU+竿に落ち着くのではないでしょうか。
- 送信出力も普段のQRPではなく100w確保できましたし、今回の設備の選択に間違えはなかったかなと思います。


バックアップの用意
- ローカルのFMラジオ局やHNLの航空無線などをワッチする目的でID-51Aも持ち込んでいましたが、結果、ID-51Aでの2mレピータ経由でのQSOが一番交信局数が多いという結果になりました。
- そういった意味でも、HFがダメだった場合(コンディションの低下やインターフェア、ホテルサイドからのアンテナ設置許可が得られなかった場合)を想定して、現地で使用可能なハンディ機の持ち込みも有益です。
- これはある程度の都市部で有効であり、海の孤島等では通用しませんのであしからず。。。

- またオプションツアーとして戦艦ミズーリのラジオクラブ「KH6BB」の訪問も計画しておりましたので、万が一、まったく無線が楽しむことができなくても、そういったバックアップを用意することである程度の余地も確保できました。

ーーー

長々と偉そうなことを書き連ねましたが、以上が今回の運用で特に感じたポイントです。
何度も書きますが、やはり普段の運用というものが場所は変われど、一番大事ですね。今後も心掛けて普段から触れるようにしたいと思います。



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by JM3EHG | 2015-10-12 19:31 | 海外運用ネタ | Comments(0)
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